こんにちは。ツキです。
子どもにはたくさん絵本を読んであげたい。
そう思ったとき、多くの方が「まずは図書館で借りればいい」と考えるのではないでしょうか。
無料でたくさんの絵本に触れられるし、家に増えていく心配もない。
とても賢い選択に思えます。
でも、我が家は絵本を借りず、ほとんど買っています。
実は、図書館までは自転車で10分もかかりません。
かなり恵まれた環境だと思います。それでも借りないのには理由があります。
絵本は買うのがいい、借りるのがいい、という話をしたいわけではありません。
ただ、わたしにとっては、借りることの負担が大きかったのです。
なぜ負担に感じるようになったのか、その理由を詳しくお話しします。
図書館に行く時間が惜しい
まず、絵本を借りるには、当然ですが図書館に行かなければなりません。
これが、わたしにとっては意外と大きな負担でした。
外出は、天候や時間帯にかなり左右されます。
暑すぎる日や寒い日、雨の日は、それだけで出かけるハードルが上がる。
そうやってタイミングを見計らって図書館に行き、絵本を選んで、さらに2週間後には返しにも行く。
行って、選んで、返して…とトータルで考えると、絵本を借りるために1時間半くらいは使っていた気がします。
子どもたちを連れて行くと、さらに大変です。
子どもは気になる絵本を見つけると、その場で「読んで〜」と持ってきます。
1、2冊なら読みますが、さすがに求められるまま全て読む時間はありません。
(時間があるならいいんですけど、そんな日がほとんどないんです…。)
「これはおうちで読もうね」というやりとりが何度も発生して、落ち着いて選ぶどころではない。
結局、目についた絵本をとりあえず数冊借りて帰る、という感じでした。
絵本を借りる時間を捻出することが、地味に大変だったんですよね。
たくさんの絵本から選ぶのに疲れてしまう
せっかく図書館に行くのだから、たくさん借りて帰りたい。
そう思って頑張って選んでいましたが、この選ぶ作業も、わたしには負担でした。
膨大な数の絵本の中から、どれを借りるか決める。
この作業に、毎回どっと疲れてしまうのです。
人間って、日々小さな決断の連続で生きていますよね。
今日の夕飯は何にするか、子どもにどの服を着せるか、寝かしつけをどう進めるか——子育てをしていると、それこそ朝から晩まで、大小さまざまな決断を続けています。
決断の数が多ければ多いほど疲れていく。
そんな中で、絵本選びという新たな決断が加わると、ただでさえ少ないわたしの体力が、さらに削られていく感じがしたのです。
その体力があるなら、家事や育児に回したい。
絵本を選ぶことに貴重なエネルギーを持っていかれるのが、正直しんどかったのです。
借りてきても、なかなか読めない
苦労して選んで借りてきた絵本。
ところが、読むまでにもいくつかハードルがあります。
まず、借りてきた絵本を子どもが自由に手に取れる場所に置いておけないんです。
我が家の下の子はまだ1歳。
絵本は本棚から引っ張り出されて床に散らばっているので、遊びに夢中で踏みつけられる…なんてことがしょっちゅう起こります。
片付けても1時間後には元通りです(笑)
そして、まだ幼いので力の加減がわからなかったり、興味本位で破いてしまうこともあります。

また読めるように、修正テープで補修しています。
でも、それは、買った絵本だから気にならないだけで、借りた絵本はそうはいきません。
公共のものを傷つけるわけにはいかないので、読み聞かせの時間が取れるまでは、子どもの手が届かない場所に置いておくことになります。
(家の絵本とは別に保管しておくのも地味に大変…)
しかも、子どものために借りてきた絵本なのに、子どもが自由に手に取れない。
それなら、わざわざ借りてきた意味があるのかな…と思ってしまうこともありました。
結局、借りてきた絵本は、読む時間を意識して作らないと、そのまま読まずに終わってしまいます。
家事や育児に追われる中で、借りてきた絵本を読む時間を作ることが、わたしには思っていた以上に大変なことでした。
寝る前の読み聞かせにも、借りた絵本は向いていなかった
我が家では、寝る前にベッドの上で絵本を読むのが習慣です。
だから、借りてきた絵本も、たいていベッドの上で読んでいました。
でも、ここで引っかかることがありました。
わたしは少し潔癖なところがあって、不特定多数の人が触った本を、ベッドの上に置くことに抵抗があるんです。
(図書館の本が汚い、という話ではありません。あくまでわたし自身の生理的な問題です。)
「本当はベッドで読みたくないな……でも、今しか読んであげる時間がない」
そんなふうに、心の中でモヤモヤしながら読み聞かせをしていました。
気持ちがすっきりしないまま読むと、なんだか内容も頭に入ってこないし、感情もうまく込められません。
さらに、我が家では毎晩、子どもが自分で読みたい本を1冊ずつ選んでベッドに向かいます。
そこに借りてきた絵本が加わると、その分読む冊数が増えて、就寝時間がどんどん後ろにずれていってしまうのです。
「借りてきた絵本を出して、子どもに選ばせればいいのでは?」と思われるかもしれません。
でも、子どもって初めて見る絵本より、慣れ親しんだお気に入りの絵本を選ぶんですよね。
だから、せっかく借りてきた絵本に見向きもしないことがしばしば。
そんな状況になると「借りてきたのに、読まずに終わってしまう!もったいない!」という気持ちになって、結局借りた絵本も追加で読んであげてしまう。
結果、寝る時間がずるずると遅くなっていました。
借りた絵本に生活が振り回されていた
こうして振り返ってみると、わたしにとって絵本を借りることは、思っていた以上に負担の大きいことでした。
図書館に行くタイミングを見計らって、たくさんの中から選んで、期限内に読んで、返しに行く。
その一つひとつは小さなことでも、積み重なると、じわじわと生活に食い込んでくる。
「早く読ませなきゃ」「返却日までに」「せっかく借りたんだから」——気づけば、借りてきた絵本の存在に、こちらの生活のほうが振り回されていたのです。
たくさんの絵本に触れてほしいと思って始めたことなのに、いつの間にか、絵本がわたしの負担になっている。
それって、なんだか本末転倒だなと思ったのです。
もちろん、図書館をうまく使いこなしている人もいるし、借りることが向いている家庭もたくさんあると思います。
図書館そのものは、本当にありがたい場所です。
けれども、今のわたしにとっては、借りることの負担が大きかった。
だから今は絵本はほとんど買うようにしています。
買うことで、振り回される感じから解放されて、ずいぶん気持ちが楽になりました。
ただ、子どもがもう少し大きくなって、自分で本を読めるようになったり、本を大切に扱えるようになったりしたら、そのときはまた、図書館で借りるという選択肢が出てくるのかもしれません。
子どもの成長に合わせて、図書館との付き合い方を選んでいけたらいいなと思っています。

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