我が家の上の子は、現在年中です。公文に通い始めて1年ほどになります。
我が子の進度ですが、ゆっくりな方だと思います。
算数と国語どちらも5Aを半年以上続けていました。国語は最近4Aに進みましたが、算数はいまだに5Aです。
以前の記事で「進度は気にしていない」と言いましたが、実は焦りや不安を感じていた時期がありました。
その焦りが、どんなふうに消えていったのか。
同じように「うちの子、進むのが遅いかも」と感じている方に、我が家の1年を振り返りながらお話しできたらと思います。
無意識に比較をして、焦りを感じるように
公文に入会してしばらくした頃です。
同年代のお子さんで、我が子よりもだいぶ先の課題をやっている子を見かけたことがありました。
幼児さんは同じテーブルでやるので、自然と他の子のプリントが目に入ります。
「こんなに進んでるの?うちの子は1年後あそこまでできるようになってるのかな?」と心の中で思っていました。
また、教室には進度表が貼り出されており、「うちの子は今ここで、小学校レベルまではまだまだ先が長いなぁ」と、無意識に我が子の立ち位置を確認していました。
「学習習慣を身につけてほしい」と願って入会したのに、いつの間にか進み具合に意識を持っていかれていたのです。
マイペースに取り組む子どもを咎めるような発言は一切していませんが、内心では焦りや不安を感じていました。(その焦りを子どもは感じ取っていたかもしれませんが…)
同時期から子どもは徐々に公文の宿題を渋るようになり、ズンズンや算数はほぼなぐり書きで、まともに取り組むのは国語くらいでした(国語は音読だったため)。
そんな子どもの様子を見ていると、「なぐり書きしかしないなら画用紙を与えたほうがマシでは…?」という考えが毎日頭をよぎりました。
先生に相談すると、「まだ運筆力が不十分で、本人にとって書くことの負担が大きいから、うまくできなくてなぐり書きをしてしまうのだと思う。」とのこと。
「そうか、運筆ね…。確かにそもそも書く力がないと書けないか。」
頭では理解できたものの、相変わらずなぐり書きばかりの様子を見ていると、「もう少し真面目にやれば上達も早いのに、なんでうちの子はやらないんだろう?」とイライラしていました。
教科を減らしたいと先生に相談
入会から半年経った頃、ついに私の不安と焦りは最高潮に。
「本人のやる気が著しく低いので、算数を一度やめて、国語だけにしようかと思ってて。でも安易に辞めるのもどうなのかなという迷いもあります」と先生に相談しました。
すると先生に「お母さんが疲れちゃったかな?」と言われて、「そうか、この状況にわたしが疲れていたのか」とハッとしました。
本人から「やめたい」と言ったことはなかったのに、いつまでも変化がない(ように見える)子どもの姿を見て、わたしが勝手に不安になって心をすり減らしていたのです。
少し冷静になり、「親のわたしが疲れて算数をやめるのは違う気がする」と思い直しました。
わたしたち親子の負担が軽くなるように、先生が課題の内容を見直してくれることになったので、もう少し算数を続けることにしました。
相変わらずなぐり書きはありましたが、課題を見直したことで本人の負荷が軽くなったのか、以前よりなぐり書きは減りました。
わたしの気持ちが揺らぐときもありましたが、「今は運筆力という勉強の土台を作り上げている最中なんだ!」と毎回自分に言い聞かせて、ぐっと見守るようにしました。
そこから2ヶ月経ったころ、ふと子どものズンズンを見てみるとなぐり書きはほぼなくなっていることに気づきました。筆圧が濃くなり、線が揺れることも減って、徐々に運筆力がついてきたと感じられるように。
同時に国語の宿題に1,2枚「ひらがなの書き」(4Aの課題)が入るようになりました。おそらく、先生の方もなぞり書きの課題を増やしてもよさそうだと判断されたのでしょう。
少しずつですが、我が子が成長していることを実感できるようになりました。
進度に対する親の考え方
もうひとつ、わたしの意識を変えたのが佐藤ママ(佐藤亮子さん)の存在です。
佐藤ママのことは、公文で悩んでいたときに初めて知りましたが、4人のお子さんを東大理Ⅲに入れたことで有名ですよね。
我が家は中学受験をしない予定ですが、佐藤ママの子育て論のエッセンスを自分の子育てに取り入れています。
佐藤ママは子どもの性質をよく理解し、親として相当な覚悟と強い意志を持って子育てをされているところを尊敬しています。(何度も言いますが、子育ての参考にしているだけで中受はしません)
前置きはこれくらいにして、その佐藤ママが公文の進度についてこんなふうに話していました。
(中略)比較は絶対しないほうがいいです。早く進んだからといって、いわばどうってことないんですよね。
出典:佐藤ママチャンネル「佐藤ママが語る!『わが子の公文の進度が遅い気がする』」
それを聞いて、「大切なのは進度ではなく、その子が取り組んでいる課題をしっかり身につけることなんだ」と気づかされました。
また、同じ動画の中で、佐藤ママは長男さんが足し算に1年くらい取り組んでいたというお話もされていて、学習の定着には時間がかかるものだとわかりました。
親は進度で一喜一憂せず、腰を据えて付き合う覚悟が必要だと痛感しました。
全然待てなくて、勝手にジタバタもがいた自分が情けないです💧
でも、いろいろと悩んだからこそ親としての心構えがクリアになって、落ち着いた気持ちで子どもに向き合えるようになりました。
今、振り返って思うこと
今年の7月、国語は完全に4Aに移行しました。
長い道のりでしたが、運筆力がついていないまま進んでいたら、書くこと自体を嫌いになっていたかもしれません。
これは我が子には必要な時間だったのです。
算数は今も5Aですが、それを悲観したり、焦ったりはしていません。
大切なのは、ひとつひとつのことをしっかり身につけること。
その積み重ねが、これからの基礎となっていくはずです。
